文章がうまくなる一番いい方法は日記を書くことです

文章を書くことを得意になる一番いい方法は、書き慣れることです。
書き慣れるとは言っても、作文のように400字詰めの原稿用紙2~3枚程度を書かせるのは子どもに負担が大きすぎ、続きません。
毎日のように二百字程度の日記を書かせるといいでしょう。
文章を書くというのは、経験から作られる能力です。
理屈を言うより、たくさん書かせる方がいいと言えます。

短い作文でも、大切な技術が身につきます。
一番は、主語と述語をきちんと対応させて書けるようになることです。
主語と述語を対応させるということは、慣れないとなかなかできません。
子どもの文章でありがちなのは、「○○して、○○して・・・」と思いつくまま書いていき、いつまでも終わらない文になることです。
そして、何がいいたいのかわからない文です。
短い文章だと、ひとつのテ-マで書くのでそうなりにくいというメリットもあります。

「書くことがない」という悩みを子どもは持っています。
そんな時は、保護者の方が一日の出来事を聞いてあげて下さい。
一日を振り返ることで、いろいろなことを思い出し、意外と心がいろいろなものに反応していたことも思い出すでしょう。
これも毎日続けることで、お話するよう書けるようになってきます。

それでも、どうしても駄目な日もあるでしょう。
そんな時は、「嘘の作文でもいいよ」と声を掛けてあげて下さい。
嘘を書こうとするとイメージが膨らみます。
イメ-ジを膨らませて書くことで、書く楽しさは増すでしょう。
実はこれは小説を書く練習になっているのです。

書き慣れてくれば、もう一工夫してみましょう。
例えば、書き出しを工夫して読み手がより興味を持ってくれるにはどうしたらいいかを決めるのです。
また、段落構成などはパソコンを使って作文練習をすると効果的です。
わかりやすい順番はどういう順番かを考え、それをうまく段落にまとめようとした時、パソコンなら瞬時に段落を入れ換えることができます。

文章の書き方は、とにかくわかりやすく書くというのが基本です。
文学作品と言われるような小説を書く場合は別として、日常私たちが必要としている文章作りの技術は何かの情報や考え方を伝えるものです。
そうなると、凝った文章にするより、わかりやすい単純な文章の方がいいでしょう。
私の師匠の岸本裕史先生には、私が本を書きたいと言ったとき、小学校5年生が読んでわかる程度の文章にしなさいと助言していただきました。

そうなると、文章を単純化して書き、それをうまく接続詞でつないでいくことが基本と言えます。
そして、自分の書いた文章は絶えず自分で読んで、すっと頭に入る流れのいい文章になるようにします。
シンプルなものが読み手としても読みやすいのです。

ただ、コンク-ルなどに出す作文などは比喩などの表現技術が必要になってきます。
これらは、ひとつひとつ学習し、活用する練習も必要です。
このことは、学研から出している「穴埋め作文ドリル」を参考にして下さい。