「学び直し」－－大人になって勉強の大切さに目覚めるのは、とても素晴らしいこと。

けれども、果たしてそれは、人生にとって本当に役立つ勉強になっているのだろうか？もしかしてその学習熱は、たんなる現実逃避では…？？

何もかもが不確かなこの時代。ただでさえ時間に追われる大人が、要領よく、面白がって勉強するには戦略が不可欠。いったい何を、どのように学べばいいのか。

自らも50代から苦手な英語に取り組み、お金の教養を意識することで先見力が磨かれたと語る陰山英男が、大人のための「陰山メソッド」を披露する。幸福を手に入れたい、全ての人に捧げる1冊。

「これを勉強して、いったい将来、何の役に立つの?」

できれば勉強なんかしたくない子ども時代。物心がつくと、誰もが一度はこんな疑問を脳裡に浮かべたのではないでしょうか。その反省なのか、大人の間で最近、「学びなおし」が猛烈なブームとなっています。成長して勉強の大切さに目覚めるのは、とても素晴らしいこと。けれども……。

もしあなたも学びなおしを実践しているのならば、いまこそ自分を振り返って、自問自答してほしい。果たしてそれは、人生にとって本当に役立つ勉強になっているのだろうか?もしかしてその学習熱は、たんなる現実逃避では……???

小中学校教育のカリスマとして名を馳せた陰山英男氏は、こう語ります。
「学校で習ったことが教養である」
「子どもの勉強とは集中する練習である」

子どものころに遊んでばかりで、教養も集中力もないままここまで育ってしまった私は、いったいどうすればいいというのだろうか……?

大丈夫、心配はいりません。大人の勉強には子どもとは違う戦略があるのです。それについて、本書ではみなさんと一緒に勉強の基本を考えながら、陰山氏だからこそ見つけた独自の方法論を丁寧に解説します。

大人は必要なことだけ要領よく学べばいい。ホンモノの知性には、すべて実用性がある。陰山氏の発想は、いたってシンプル。それでいて、実は常識破り。こうなると最大の問題は、自分に必要な勉強をどう見極めるかにかかってきます。

何もかもが不確かなこの時代。ただでさえ時間に追われる大人が、要領よく、おもしろがって勉強するには、やはり戦略が不可欠。いったい何を、どのように学べばいいのか。

みずからも50代から苦手な英語に取り組み、お金の教養を意識することで先見力が磨かれたと語る著者が、大人のための「陰山メソッド」を披露します。勉強しなければマズいことはわかっている。でも、いったい何から始めたらいいのかわからない――そんな「勉強法入門者」も含めて、幸福を手に入れたいすべてのみなさんに捧げる1冊。