書籍・出版物一覧

発売日 2016年1月25日
価格 1,400円+税
著者 隂山英男
判型 19 x 13.2 x 1.6 cm
ページ数 184ページ
出版社 ダイヤモンド社
ISBコード 9784478063156
陰山英男の「集中力」講座ー伝説の教師が教える、脳の実力を120%引き出す方法

----------------------------------------
延べ1500万人の子どもの集中力を鍛えあげた
「陰山メソッド」の大人版がついに登場!
----------------------------------------

「午前中はいつも仕事がはかどりません。その分残業で挽回するので、帰宅はいつも遅い時間。だからまた朝起きるのが辛い。もっと集中して 仕事に取り組めば、残業なんてしないで早く退社できると思うのですが…」
「昔から注意力が散漫なんです。目の前の仕事に集中すべきなのに、メールがたまってないか、抱えている案件にトラブルが起きてないかなど、 ほかのことが気になって頭からはなれないのです」
この本は、そんな集中力に関するお悩みを抱えていらっしゃる人のために書きました。

「集中力」とは、実は誰でも身につけられる能力であり、普段からちょっとしたことに気をつければ、カンタンに鍛えることができます。
「手帳の使い方を工夫する」「熱中できる趣味を持つ」といったことで、あなたの脳はみるみる刺激を受け、日常生活でムダのない、密度の濃い 時間を過ごせるようになります。

なぜそんなことが言えるのか。
それは、私が小学校教師として数多くの小学生を観察し、脳を鍛える方法を研究してきたたからです。
この本は、かつて私が開発した「陰山メソッド」を大人向けに書き下ろしました。
「百ます計算」に没頭する子どもたちを長年観察した結果、「時間の使い方と集中力には切っても切り離せない関係がある」「没頭することが 何よりも集中力を生む」というようなことがわかったのです。

「なんで小学校教師が大人向けに集中力の本を出すのだ」と疑問に思う人もいるでしょう。これは、私なりの教育観の現れなのです。
いままで数多くの子どもたちを見てわかったことがあります。
それは「親が幸せなら、子どもが伸びる」、そして「子どもが伸びる国は豊かになる」ということ。
大人である皆さんがこの本で集中力をぐんと伸ばし、その結果、短い時間で成果を上げられるようになったら、ぜひとも空いた時間を家族なり 友人なりと共有してください。
そうして大人たちが幸福になることによって、まわりまわって国全体が幸せになる。そう信じているからこそ、この本を出すことにしたのです。

(「はじめに」より抜粋)


はじめに

  • ・集中力は鍛えることができる
  • ・周りに塾のない公立小学校から、国公立大学進学者が急増
  • ・親が幸せになれば、子どもが伸びる

第1章

手帳を使いたおして「集中しやすい計画」を立てる

  • ・手帳を見れば、その人の集中力がわかります。
  • ・あなたの時間は気づかぬうちに他人に奪われています。
  • ・休まない人が集中力を発揮するなんてありえません。
  • ・開くたびにテンションが上がる手帳にしましょう。
  • ・「今日の最優先事項」を即答できますか?
  • ・仕事の先送りグセは手帳でカンタンに解決できます。
  • ・成果を上げる人は睡眠を犠牲にしません。
  • ・午前中に集中できない? ただの寝不足です。
  • ・予定表はスカスカでいいのです。
  • ・手抜き上手は集中上手。
  • ・手帳は予定だけを書くものではありません。
  • ・気の引けるプロジェクトは宝の山です。
  • ・アナログ手帳回帰のススメ。
  • ・努力と根性で成し遂げたものは尊くない。

第2章

集中力を鍛えあげる勉強と趣味の「没頭時間」

  • ・勉強は「集中」のトレーニングです。
  • ・「とりあえず英語」は集中どころか時間のムダ。
  • ・没頭した瞬間、あなたの脳は鍛えられます。
  • ・没頭するには「未来への確信」が必要です。
  • ・没頭できるなら趣味でもかまいません。
  • ・多くの日本人が「集中」と「緊張」を混同しています。
  • ・集中したければ休み方を学びましょう。
  • ・携帯電話、スマホに時間を奪われていませんか?
  • ・机の上は頭のなかと同じです。
  • ・集中の邪魔をする「収納ストレス」をなくしましょう。

第3章

集中の邪魔になる雑念を根絶やしにする「ひとり会議」

  • ・周りの人から「都合のよい人」と思われていませんか?
  • ・社会の便利屋から抜け出すための「長期計画」。
  • ・過去を振り返れば「ありたい姿」が見えてきます。
  • ・理想に向かって走る40、50代はカッコイイ。
  • ・「和を以て貴しとなす」は聖徳太子の詭弁。
  • ・小学校教師でもCDデビューができます。
  • ・趣味を持つと、「自分のテーマ」が見えてきます。

第4章

心配事をなくす「家庭経営」のススメ

  • ・家庭は悩みの宝庫。目をそらしては仕事もうまくいきません。
  • ・最近、家のことを家族と話したのはいつですか?
  • ・仕事は麻薬。やればやるほど人としてダメになる。
  • ・家族の絆を強くする国立公園旅行のススメ。
  • ・前に行った旅行で何をしたか覚えていますか?
  • ・魂を揺さぶる「家庭の社会科見学」。

  • おわりに