2002年度から始まった「新学習指導要領」に基づく「学校5日制」と「ゆとり教育」は、学校・家庭双方の教育現場に多大の混乱をもたらし、学力低下への不安を呼び起こした。そんな中にあって、兵庫県山口小学校の陰山教諭らが公表した「読み書き計算」の徹底反復学習は、10年間の実践の中から高い教育効果のあることを立証し、その独自のメソッドは著書や学習プリント集を通じて、全国に山口小ブームを巻き起こすに至った。本書は、山口小ブームのきっかけとなった陰山英男氏の処女出版「やっぱり『読み・書き・計算』で学力再生」を新訂。著者の大幅な加筆によって、学校と家庭へ、学力再生への豊かな指針を提供するものである。基礎学力に基づく「総合的学習」への具体的アプローチ、「学校5日制」の積極的活用法、パソコン・インターネットフル活用による21世紀型学習法の提案、全国講演からの成果、山口小の現状報告など、まさに現在進行形の生々しい教育情報を満載。「声に出して読みたい日本語」の著者・齋藤　孝明治大学助教授や大脳生理学の立場から「読み書き計算」学習の効果を唱える川島隆太・東北大学教授からの応援コラム、さらには櫻井よしこ・和田秀樹氏による「山口小学校訪問記」も掲載した、山口小学校本の決定版！！

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