陰山ブログ

『第2回 学力向上セミナー』を終えて

12月23日は、第2回学力向上セミナ-でした。

連休の真ん中ということで、参加者がどうなるか心配しましたが、多くの参加者があり、盛況でした。発表をしてくださった方々、講師のみなさん、また多くの参加者のみなさん、本当にありがとうございました。

今回のセミナーは、新しい指導要領の全体像が明かになったことや、PISAの学力テストの結果がわかったことなどから、学力低下問題においても新しい段階に向けて動かなければならないという状況を受け提起したものです。
私からは、教育再生会議でわかったことや指導要領が変わることで、学校はどうか変わることが求められているか、そのことをお話ししました。「生々しい話で、とても参考になった。」という声が多く聞かれました。

セミナーの進行中に思ったのですが、次回からは一般の保護者の方にも参加していただこうと思いました。生き生きとして発表していただいている教師の姿は、一般の保護者のみなさんに見ていただいても、わが子の子育てにもとても参考になると思われます。また、最先端の教育情報に関心をお持ちの方も多くおられるからです。

次のイベントは、東京です。

教育ウィンタ-セミナ-
・日時:1月12日(土)9時45分~16時45分
・場所:東京都江戸川区総合文化センタ-
詳しくはこちらを見てください。
http://edublog.jp/jd-n/archive/86

再生会議が始まりましたし、審議会への参加も多く、今年は東京で仕事をすることが多かったです。このような雲の上での仕事が多かったのですが、やはり現場での仕事の重要性を感じます。地面に足をつけた仕事から離れていると、知らぬ間に慢心することだって出てくるかもしれません。新しい指導要領では、私のやってきた仕事が活かされることが多くなっています。その責任の重さを考え、来年は初心に戻って、現場に近いところで踏ん張りたいと思います。また、目立つ仕事をしているときは、批判が吹き出てきやすいものです。ですから意図的に情報発信は少なめにしていました。しかし、これも情報の重要性を考え、このサイトを中心に、有益な情報を発信しながら、しっかりみなさんと交流していきたいと思います。

みなさんよいお年をお迎えください。