中教審の審議が加速してきました。普段なら、会議案内は翌月分しかなかったのですが、今回送られてきた案内状は9月から12月分まで予定がびっしり入ったものでした。また、教育再生会議もこれから毎週開かれるということのようです。
審議が進む内、次の教育の骨格がかなりはっきりしてきました。その内容が十分なレベルのものになるかどうかは、まだ不透明ですが、少なくともその方向性は、現実の問題を解決する方向であるものになってきていると思います。そうなる背景には、現実に成果を出している人々が中教審に入り、本気で議論していることがあると思います。ずいぶん混乱が長引きましたが、ようやく出口が見えてきたという感じです。
昨日の審議で、一番話題になったのは、英語教育の問題です。まず、今まで小学校の英語教育は言語教育か、国際理解教育かという意見の対立がありましたが、ほぼ言語教育として位置づけられるような流れです。というのも、総合的学習の1時間が英語の時間として使われることが提起されたからです。総合的学習の時間が残った以上、国際理解教育はそちらで学習し、英語の時間は言語スキルの学習に特化すべきというように分担をしようというのです。
ただ、問題はそれが指導できる教師が揃えられるかということです。理想的には英語の指導できる教師を新規に採用したいところですが、予算がありません。審議の中では今後の課題ということになりましたが、私はそれはICT機器活用が切り札になると思っているのですが・・・。
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